各シーン説明

球状コンクリーション

モエラキ・ボールダー:映像に登場した大きなものは、約5000万年前の地層から発見された巨大球状コンクリーション.重さ約3.5トンはあると推定されています。同地域の同様のコンクリーションからはクジラの頭の化石が発見されました。

ツノガイ球状コンクリーション:約1600万年前の地層から発見されたツノガイの球状コンクリーション。調査および成分分析等の結果、ツノガイ軟体部の有機炭素と地層中空隙水中のカルシウムイオンとの急速な反応で形成されたことが明らかとなります。その速度は、数週間から長くても数ヶ月程度というこれまで推定されていた形成速度をはるかに凌ぐ速度であることが判明しました。現在、そのメカニズムを応用した実験研究が進められています。

KEYWORDS: 球状コンクリーション / 炭酸カルシウム / シーリングプロセス / 応用地球科学

地球惑星科学科とは?

理フィロソフィア 第30号
理の先端をいく:球状コンクリーション形成の謎に挑む(吉田英一)
https://www.sci.nagoya-u.ac.jp/images/kouhou/30.pdf

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地球惑星科学科